OBからのメッセージ

65期卒業生が就職の報告に来校!後輩たちへメッセージ!(2021.2.21)

 この春に大学を卒業し、就職する65期のOB2名が、土日の部活動自粛中で静かな母校を訪れ、就職の報告と後輩への激励メッセージを残してくれました。

 2人とも中心選手として、部長、副部長として現役時代は活躍。4年連続で昇格戦で敗れていたチームを2部リーグへ昇格させ、昇格年度のリーグでは5位(県内27位)という、市立金沢のU18リーグ最高成績(当時は3部制の2部:1部10チーム、2部10チーム×4リーグの40チーム)を収めました。

 コロナ禍での就職活動を乗り越えて、春から社会人として出発する2人ですが、金高時代の自分たちに立ち返り、グラウンドや更衣室を見て回りながら思い出を語り合い、気持ち新たにする機会にもなったと思います。最後には後輩たちにもメッセージをくれました。

 今年の春に大学卒業するOBの皆、今後の活躍に期待しています!

 

Q1.高校サッカーで一番印象に残っていることは?

 神奈川県2部で1年間、リーグを戦い抜いたことです。毎週ビデオ分析を重ねながら緊張感のある舞台で様々な強豪と試合を行えたことは自分•チームにとって大きな糧になったと感じています。

Q2.今から戻れるとしたら、どの場面に戻りたい?

 間違いなく最後の夏の選手権です。毎試合、大勢のギャラリーに囲まれながら自分たちが築いたスタイルを崩さずに勝ち抜いた時間は、高校時代のどんな出来事よりも印象に残っています。大学4年の今でも夏になると試合の映像を見返して戻りたくなります。

Q3.今振り返って「高校サッカー」とは自分にとってどういうものだった?

 自分がこれまでの人生の中で最も何かに熱中した時間だっと感じています。監督、スタッフ、マネージャー、保護者など多くの人に支えられながら1つの目標に向かって全力で取り組む経験は、高校サッカーでしか得られないもので、振り返ってみて本当に貴重なものだったのだと気付きました。

Q4.高校サッカーが今の自分に影響を与えているとしたら、どのようなことでしょう?

 抽象的かもしれませんが自分の人間性を築いてくれたのが金高サッカー部だと思っています。自分は部長を務めていて、先生や選手達との板挟みの中で多くの人と向きあってきました。苦しい時間も多くありましたが、この経験を通じて責任感や主体性が身につき、それが就職活動はじめ様々な分野で活きていることを実感します。

Q5.後輩たちにひとこと

 正直伝えたいことは沢山あるのですが、1つ伝えるとするならば「今を全力で取り組んでほしい」という事です。自分は卒業してまだ4年しか経っていませんが高校サッカーほど何かに没頭して、悔しがって、喜んだ経験は他にはありませんでした。それほど高校での部活という時間は特殊なものだと思います。苦しい時間も多くあり、新型ウイルスも相まって厳しい状況だとは思いますが、やれる事をとにかく全力で取り組んで、心からサッカーを楽しんでください!そうすればきっと何か得られるものがあると思っています。応援しています。

 

65期部長 新宮歩夢 

Q1.高校サッカーで一番印象に残っていることは?

 高校サッカーで一番印象に残っているのは、選手権ブロック予選の決勝で、戦った東海大相模との試合です。強豪校相手にジャイアントキリングを起こすぞ!という気持ちで臨んだものの、自分たちの力が何一つ通用せず、0-5で大敗をしてしまいました。

 先生や保護者の方々から、今年の代ならいけると期待を寄せていただいてもらっていた分、その期待に応えられず、とても悔しい思いをしたので、今でもその試合を鮮明に覚えています。

Q2.今から戻れるとしたら、どの場面に戻りたい?

 今から戻れるとしたら、インターハイ予選初戦で戦った、浅野戦に戻りたいです。

当時のリーグ戦は3部制で、僕たちは2部リーグに所属し、強豪校相手にも勝っていたこともあり、

確かな手応えを感じて予選に臨みましたが、まさかの初戦敗退。0-3の状況から、追いつきましたが、最後に逆転ゴールを決められ負けてしまいました。リーグ戦で調子が良かった分、心のどこかで油断をしていたのかもしれません。楽しい時というよりは、後悔が残った高校サッカーだったので、その悔しい時に戻ってやり直したいという気持ちが強くあります。

Q3.今振り返って「高校サッカー」とは自分にとってどういうものだった?

 今振り返ると、「高校サッカー」は僕にとって、嬉しい感情よりも、後悔が多く残るものでした。もちろん楽しかった思い出も沢山あるので安心してください。笑

 ですが、僕たちの代は特に、今年こそ二次予選に行ける!と周囲の方から期待をされていたこともあり、インターハイ予選や選手権予選などでことごとく結果を出すことができなかったのは、とても悔しかったなと思います。

Q4.高校サッカーが今の自分に影響を与えているとしたら、どのようなことでしょう?

 高校サッカーは今の自分に、「物事を継続して続ける力」を与えてくれたなと感じます。日々のラントレや、きつくてしんどい夏合宿など、辛い時でも妥協せずに乗り越えた経験は、今でも糧になっています。

Q5.後輩たちにひとこと

 金沢高校は、顧問の先生が熱く、保護者の方々も熱いという、本当に周りの環境に恵まれているチームだと思います。特に今年はコロナ禍で部活動が満足に行えず、大変な日々が続いてると思いますが、このような状況だからこそ、金沢高校サッカー部の歴史に名を刻むチャンスです!僕たちも金沢ファミリーの一員として、これからのサッカー部を見守っています。

頑張ってください!

 

65期副部長 坂井隼翔 

OBが教育実習生として戻ってきました!(2019.6.14)

~ 教育実習生より ~

まず初めに、母校で教育実習をさせていただくにあたり、指導教諭である林先生や粉川先生を含めて、多くの先生方に大変お世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。

北海道に還ってきて、再び大学に通い始めると、あの2週間が夢だったかのような錯覚に襲われます。自分が先生として科目を教えたり、部活動のミーティングで話をしたりする日が来るなんて、高校生の頃は想像すらしていませんでした。特にくすぐったく感じたのは、生徒のみんなや先生方から「井上先生」と呼ばれることでした。こればっかりは慣れませんでした。

金沢高校に来て、まず感じたことが、多くの部活動が優秀な成績を残しているということでした。自分たちの頃にはなかった部活動間で刺激し合っている雰囲気がありました。サッカー部も人数が増え、実績も出てきて、大きな勢いを感じました。絶対勝つんだ、やってやるんだ、こんな想いがひしひしと伝わってきました。ぜひともこの勢いを最後まで落とさず、選手権にぶつけていってほしいです。遠い北の大地から応援しています。頑張ってください!

 

62期 井上 海人 北海道大学

OB ~教育実習を終えて~ 2015.7.6 UP

5/25~6/12 OBが教育実習で戻ってきました。部活動において生徒の良き見本として、プレーだけではなく卒業生ならではのアドバイスで力を頂きました! 彼らの今後に幸多かれ!

 

 

〜母校での教育実習を終えて〜
525日~612日まで、自分の母校である金沢高校で教育実習をさせていただきました。
この場を借りて教育実習の感想、そして今の部員へのメッセージを伝えたいと思います。私は授業の準備で手一杯になってしまい、あまり部活の方に行くことができませんでした。この立場になって、授業と両立しながら部活の指導を怠らない顧問の先生達の偉大さを痛感しました。金沢高校の様子は私が生徒のときとあまり変わらず、のんびりとしていました。しかし、サッカー部の様子は部員数、規律、コーチの存在などの面を中心に大きく変化していました。特に、私がいたときに比べ、部員がかなり増えことで、チーム全体の活気はとても大きくなっていました。一方で、firstsecondという形で試合に出ているメンバーとそうでないメンバーがはっきり別れているため、チーム全員が高い意識を保つことが、自分たちのとき以上に難しくなっていると感じました。しかし、選手権間近の今はそんなことを言っている場合ではありません。1次予選での相手も決まりました。神奈川朝鮮、創英など厳しい戦いが予想されるグループになりました。ここからは総力戦です。ベンチ外の選手やマネージャーも含み、1人でも適当な気持ちの者がいたら、2次予選には行けないと思います。私達が果たせなかった2次予選の夢を、今の金沢高校で果たしてください。応援してます。

 

60期 部長 阿部聖太朗

 

〜母校での教育実習を終えて〜
 
懐かしさを感じながら母校での3週間の教育実習を無事に終えることができました。粉川先生・林先生・中尾先生をはじめ他の先生方や部員のみんなには大変お世話になりました。ありがとうございました。
 
グランドの雰囲気は少し人口密度が高くなりましたが、今も変わらず熱い指導を受けている後輩達を見て、とても懐かしく感じました。また、グランドを駆ける後輩達を見て、金沢の魂である"疾風怒濤"の精神が今も受け継がれていることに胸が踊りました。4年前の引退試合を僕は忘れることはないでしょう。今でもあの時の悔しさを思い出すことがあります。少しでもあの時の悔しさを後輩達に伝えることができればという思いから、今こうして教育実習生として僕達の代は3人も集まったのかもしれません。後輩である今の部員達にはぜひ金沢高校の悲願である2次予選進出、そして神奈川トップ10を成し遂げて欲しいと思います。
 
先輩として今の部員達に言いたいことは、何回か言ったかもしれないけど、ここからの1ヶ月は本当にあっという間に過ぎてしまう。だから、11日をもっと大切にやり残したことが無いように過ごして欲しい。その1日の練習が、走りが、必ず最後の最後で力になってくれるから、先生達の指導の下、全力で取り組んでください。

 

60期  副部長 井上 悟


 

〜金沢高校での教育実習を終えて〜

まず初めに母校で教育実習をさせて頂いただき、指導教論である林先生含めて様々な先生に対し感謝申し上げます。実習を終えて一週間以上が経ち改めて振り返ってみると、本当に実りある充実した日々であったと感じております。実習する中で、僕が現役だった頃(もう5年前ですね)を思い返す事もありました。振り返ってみると、やはり一番に思い出されるのがサッカー部員として活動してた日々です。僕は成績も生活態度悪く(皆さんが思ってる以上に悪かったです)、先生からの評判は今思い返してみても最悪でした。そんな、僕でも3年間11人の仲間とサッカーを何とか続け(ボイコットの経験あり)、終わった後は、やって良かったなと感じることができました。そんなことも思いながら、実習中には サッカー部にも関わらせていただき、指導する機会もありました。今のサッカー部を見て、「チーム全体として大人しいな」というのが正直な感想です。僕らの頃より、サッカーをする環境は、指導者の面、グランド、部員数、どこをとっても格段に良くなってます。しかし、環境が良くなったせいなのか、部員たちの主体性が少し欠けているのかなとも感じました。実習の最後の日にも話させて頂きましたが、最後の選手権は自分たちが思っている以上に力が発揮できません。そして、先生方が試合中に何と言おうと、最後に戦うのは自分たちです。どんなに予期しない状況が起きても、自分たちで打開するしかありません。実際、僕たちの最後の試合も、残り5分まで2点ビハインドで負けていました。しかし、自分たちで何とか打開してなんとか同点にしました。結果的には、僕がPKを外してしまい負けてしまいましたが、3年間の中で最高の試合ができました。最後に伝えたいことは、3年生は残り一ヶ月で、一回り、二回り成長できます。悔いの無いように努力してください。そして、最後の大会で泣いて下さい。
下の学年の子は3年生から少しでも多くのことを吸収してください。長くなりましたが、選手権楽しみにしています。頑張ってください。

60期  村田 幸平

OBからのメッセージ 2012.2.15 UP

 

『創部初となる選手権2次予選の舞台へ』

 56期(平成20年3月卒業)主将 後閑 孔大

 

 創部初となる選手権の2次予選の舞台に主将として立つことが出来たことは、僕にとって一生の思い出です。今振り返ってみると、サッカーしかしてこなかった高校三年間でした。正直、自分のプレーのことよりも主将としてチームをまとめることに苦労した最高学年の一年間でしたが、最終的に選手権予選で創部最高の成績を収めることが出来て、上手くいかない時期も逃げずに最後までやりきってよかったと思います。

 この先生、このメンバーと一緒に秋まで戦えたこと。現役の時には分からなかったことが、今でははっきり言えます。この高校時代の経験を基に今春、僕は製薬会社の社員として社会人になります。サッカーの技術だけでなく、自ら考え、成長させてくれる金高サッカー部での経験は僕にとってかけがえのない経験でした。そして、現在でも定期的にOBとして後輩たちと関われる部が僕は大好きです。今現在、このメッセージを読んでくれている後輩や受験生が近い将来、選手権予選ベスト32を越えたという報告をOBとして楽しみにしています。