三役 宮崎建悟(岩井原中出身)

 金沢高校で三年間サッカーをすることができて本当に良かったです。練習会で学校を知り、強さもあまりわからないまま入部しました。最初の練習は雨のトレーニングばかりで、あまり外でボールを触ることができませんでした。「廊下でのパス&ゴー」。これが僕たちが、金沢高校に入って、ボールを使った初めての練習であり、僕たちの金沢サッカーの原点でもある練習でした。廊下という狭い中での、基礎的な練習で、廊下の壁にボールを当ててしまい、先輩に怒られたのを今でも覚えています。

 三年間で特に印象に残ったのは、やはり、自分たちの代になってからでした。新チーム始動した時は、二ヶ月くらい試合に勝つことができず、本当に辛い時期でした。また、新人戦では勝てたものの、関東、インターハイと結果は出ず、リーグ戦でも、勝ちきることがあまりできませんでした。そして、自分たちの力の無さを実感しました。しかし、諦めずに、常に高い意識で練習をし、自分達のストロングポイントを見つけることができました。それは、「攻守の切り替えのはやさ」です。自分たちの代は、個の力がないため、それを補うために、グループでボールを奪い、グループで攻めていく。これをスムーズに行うために、攻守の切り替えのはやさが生命線でした。選手権前は、練習の質をさらに高め、練習のゲームの中でも、守備の時の声かけや、オッケーの声、奪った後のプレー、最後までボールに当てるプレーにこだわることができました。そして、選手権では、危ない試合があったものの、二次予選出場を決めることができ、大きな壁を越えることができました。夏休みの練習は、受験との両立の難しい中、練習の質にこだわり、自分たちの縦に速いサッカーをさらに向上させるべく、合宿で体と心を鍛えることができました。そして、初戦で相洋に挑んだものの、結果は出ませんでした。ベスト8という目標を達成できなかったのが本当に悔しく、今でも忘れられません。次こそ、ベスト8に行って欲しいです。67期、68期、頑張ってください。そして、三年間見守ってくれたスタッフ、保護者の方々本当にありがとうございました。66期の皆さん、本当にありがとう。楽しかったです。金沢ファミリー最高です。一生忘れません。

 

三役 田村航一(西柴中出身)

 金沢高校のサッカー部に入って三役になり私はとても大きく変わりました。まず、三役に入ったということ。これは誰も予想してなかったと思うし、もちろん私もそうでした。正直、本当に嫌でした。それが最初の感想です。私は中学の時も役職に就いていたのですが、それは上部だけで実際は何もしていないのが現状でした。しかし、高校の三役は説明する機会が多く、周りの状況をいち早く判断して自ら決断する場面がとても多い仕事でした。私は説明能力は人並以下で性格もマイペース。そんな私にはとてもやっていけず、何度も何度も投げ出したくなりました。私はなんで選ばれたのだろう。一年中考えました。たどり着いた結論はふわふわしたものですが、勝ちたい気持ちの強さなのかと思います。この点に関してはどのメンバーにも負けていなかった気がします。性格も時間とともに少しですが変わったと思います。チーム全体で暗い空気に包まれてるとき今までの私なら黙ってただただ時間が過ぎていくのを待っていたと思います。もちろん、三役だからという理由もありますがあのような場面で自分の思っていることを吐き出すことができたのはこの役職に就いたからこそできるようになったことだと感じています。今三役をやっているメンバー、またこれから三役を担っていくメンバーは大変な仕事ですがその分やりきったときの達成感はとても大きなものです。これは保証します。 

 そして後輩たちへ。今は結果に伸び悩んでいるかもしれないけど、君たちはポテンシャルが私たちよりかなり高いと思う。上から目線にきこえるかもしれないけど自信をもって言えます。だからここからは君たちがインハイや二次予選にどれだけ本気になれるかにかかってくると思います。今年の代は二次予選経験者も多数いると思うのでそのメンバー中心に頑張ってください。最後になりますが、熱心に指導してくださった先生方、また、いろいろな面でサポートしてくれた家族。本当にありがとうございました。金沢高校サッカー部最高! 

 

三役 牧野冬馬(西中出身)

 まず、自分たちの代になって思ったことは、「保護者や、OBOGの支えはありがたい」ということです。実際に自分たちの代になると、金沢ファミリー全体が、どれだけチームに期待をしているか、また、金沢を愛しているかを、それまでよりもずっと強く肌で感じるようになりました。しかし、その度に僕も金沢が好きなんだな、と何度も何度も思いました。 

 次に、毎日が本当に楽しかったです。フィジカル週間やチームの雰囲気が悪い時でも、小さくても楽しいことが常にあり、どれどけ自分が落ち込んだりしていても、何か面白いことを言ったり、ふざけ合ったりしたことは、疲れを吹き飛ばし、暗い気持ちを明るくしてくれました。良い意味で毎日がまあまあ楽しく、つまらない日は無かったような気がします。 

 最後の一年間、三役らしいことはなかなかできませんでしたが、三役に選んでいただき、本当に貴重な経験ができました。さらに、三年間を振り返ると、なんといってもチームメイトはじめ、金沢高校サッカー部を通じて出会った全ての方に出会えて本当に良かったと感じます。出会った方々全員が僕に影響を与えてくれたのだと思います。

 また、三年間を通して、僕やサッカー部に関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。

 

マネージャー 石山藍海(小山台中出身)

 私のサッカー部での時間は本当に楽しく入部してよかったと思える時ばかりでした。2年の途中から入部させてもらい、わからないことや出来ないことが多く中途半端で、たくさん迷惑をかけてしまったと思います。それでも私に居場所をつくってくださり、感謝するべきは私の方なのに必要としてくださったこと、本当に嬉しかったです。練習でも試合でもサッカーを観るのが好きなため、見入ってしまい動きが遅くなってしまう時もありましたが、勝つための力となれるように少しでもサポートができ、一緒に勝ちを喜んだり負けを悔しがったりすることができてよかったです。特に選手権で感じた感動や悔しさも含めた様々な思いは、ずっと私の心の中に残り、力を与え続けてくれると思います。 

 選手やスタッフ、保護者の皆さんには感謝してもしきれません。これからの糧となり支えとなるサッカー部での貴重な経験をさせてもらえたことに感謝し、学ばせてもらった多くの大事なこと、大切なことを活かして、これからも頑張りたいと思います。自己満足かもしれませんが、多分他の誰も経験したことのない高校生活を送れたことは私の誇りです。 

 本当にありがとうございました!

 

秋本大輝(浜中出身)

 自分にとってサッカー部で過ごした3年間はあっという間でとても充実した時間でした。

 初めは「ある程度楽しめればいいかな」というノリで入部し、実際1年生の間全力でサッカーに打ち込んでいたかというと微妙だったかなと思います。自分たちの代になってから本気でやればいいかという気持ちがあり、適当にやってしまっていた時期があり、その頃はそれが楽しいと思っていました。

 しかし、全力でサッカーに打ち込むようになってから本当に楽しんでサッカーができていたと思います。毎日の部活はその日の楽しみになっていたし、きついラントレーニングも、続けていると成長を実感できて嬉しかったです。部活後の更衣室ではしゃいでいたことも思い出深いです。

 終わってから振り返ると、サッカー部あっての高校生活だと思えるほど楽しかったです。メンタル的に厳しい時期もありましたが、3年間くじけずやりきれたことは自分の財産としてこれからの人生にも残っていくと思います。

 3年間お世話になりました。本当に楽しかったです。ありがとうございました。

 

市川礼偉(大道中出身)

 僕はこのサッカー部での三年間でとても成長できたと思います。中学の時はサッカーをやっていなかったにも関わらず金高に入って再び始めました。

 最初はほとんどサッカーを理解してなくてみんなに技術でも体力でも圧倒されていました。ゲームや練習試合に出させてもらってミスしたらどうしょうとばかり考えていて、みんなの迷惑になっていると思ってかなり辛い時期もありました。しかしこんな自分でも一緒に練習してくれたり自主練に誘ってくれた仲間やちょっとした成長に気づいて教えてくれた先生方のおかげで三年間やり通すことができました。

 試合の出場機会こそはほとんどありませんでしたが、メンバー争いができるくらいまで成長できましたし、仲間との絆も深まりとてもいい経験でした。始めはここまでサッカーに熱中できると思っていませんでした。こんなにいい仲間達や先生方、スタッフの方に恵まれて最高の高校時代を送ることができました。本当にありがとうございました。

 今、うまくいかないと思っている人もいるかもしれないですが、仲間を信じて諦めずに続けることで必ず成長できると思います。金高サッカー部をこれからもずっと応援しています。

 

今井裕次郎(金沢中出身)

 自分はどこか抜けていて、色んな方々に迷惑をかけてきたとおもいます。思うような結果も出せずとても苦しかった時もありました。それでも僕が3年間続けて来られたのは、家族や先生方、コーチの方々そして仲間の存在があったからです。66期は、個性はバラバラだけどみんなが仲良く、とても良いまとまり方をできていたと思います。もちろん欠点を上げていけばキリがないけれど、少しずつ反省と改善を繰り返しながら成長できたと思います。

 入部当初、自分は何故か自信満々でした。何の根拠も無い自信だったので当然それは簡単に打ち砕かれました。初めての体育館ランや校舎周りのラン、自分のスタミナが最低クラスであることを実感させられ、パスアンドゴーでは出来ていると思っていたトラップやパスがズレまくっていることを痛感し、フィジカルも通用しない相手が沢山いると気づきました。自分はヘタなのだと認めないわけにはいきませんでした。しかしそこから、基礎練や筋トレをしっかりコツコツと練習していったことでだんだんと安定したプレーができるようになりました。同時にサッカーの戦術の知識もつけることが出来たので、仲間と連携をとるようになったりして、少しずつ自分のプレーが通用すると感じられた時はとてもサッカーが楽しかったのを覚えています。

夏の合宿、冬季遠征、千葉・静岡の遠征、中学では経験できなかったことを沢山経験させてもらいました。夏の合宿は本当に嫌だったけれど終わった時の爽快感はとても心地が良くて仲間との絆が強くなったと一番実感することができました。

3年の関東予選の後、粉川先生が僕たちを煽りながらいやになるくらい怒鳴っていたときは、僕たちの意識の底にある弱い部分を本気で変えようとしてくれていたのだと思います。 先生方には何度怒られたかわかりませんが、チームのことを真剣に考えてくださりありがとうございます。

正直、後悔は沢山あります。でも、そんな後悔もいつか大切な思い出だと思えるように、サッカー部や高校生活で得た全てを糧にして卒業後も歩んでいきたいと思います。本当にありがとうございました。

 

今村海翔(BANFF横浜ベイ出身) 

 自分はこのサッカー部での3年間でたくさんのことを経験し、様々な面で本当に成長できました。特に自分は物事に対する意識が変わり、サッカーだけでなく、例えば受験勉強でも本気で取り組もうという気持ちになることができました。これはサッカー部でなかったら絶対得られなかった事だと思います。

 3年間を振り返ると本当にあっという間でしたがとても楽しくサッカーができました。自分たちの代になって自分は10番を付けましたが、最初はとても不安でした。しかし、仲間が自分のことを認めてくれたおかげで少しずつ自信が増し、新人戦では仲間がいたからこそ、それまであまり試合に出てなかった自分が活躍できました。本当に感謝しています。また、選手権の時には先生方にも期待されていると思えるほど自信があり、チームのまとまりも他のどの高校にも負けていなかったと思います。二次予選進出が決まったあの瞬間は今までの人生で一番嬉しかったかもしれません。自分たちの代はここで少し満足してしまい、さらに上は進めませんでしたが、後輩たちにはもっと上を目指して頑張ってほしいです。

 3年間続けてきて本当に良かったです。ありがとうございました。

 

海老澤優斗(並木中出身)

 金沢高校サッカー部で過ごした3年間は、受験が終わってから考えてみると、非常に充実した時間だったのだと思います。

 現役の頃を振り返ると、ランニングの記憶ばかり思い出すのですが、辛いことも含めて充実していたと言えるのは、部員たちと一緒に頑張っていた部活の時間を楽しいと感じていたからだと思います。自分が3年間で最も印象的だったのは、やはり選手権二次予選進出が決定した瞬間だと思います。残念ながら、一次予選決勝は出場していませんが、試合終了のホイッスルが鳴り、ゴール裏で喜び合った瞬間は今でも覚えています。当時は自分のことで精一杯でしたが、引退してから思うのは、多くの人がサッカー部を支えてくれていたということです。自分が試合できつくなった時、何度もチームの応援に助けられました。 

 多くの人の期待に応えられる結果を得ることができたかは分かりませんが、最後までやり切れたのはチームメイトを含め、家族、保護者や先生方などのおかげです。本当にありがとうございました。 

 

谷 龍(篠原中出身)

 高校生活3年間を振り返ると、サッカー部の一員として過ごした日々を思い出します。辛いことがたくさんありましたが、その分やり遂げた達成感は大きかったです。

 最初はやる気に波があり、迷惑をかけることばかりでした。ランでは常に後ろを走っていたし、練習での声もあまり出していませんでした。そんな自分が変わったきっかけは、1年生の時の冬の合宿です。選ばれたという責任感があり、部活に対する姿勢が変わったと思います。普段の練習から高いモチベーションを持てるようになれました。

 そして2年生になり、自分たちの代になって臨んだ夏の合宿はとても印象に残っています。今までランで後ろを走っていた自分が、前の方を走り、そして上位に食い込むことができ、大きく成長できました。それと同時に仲間の大切さを実感しました。辛いときに励まし合い、また競い合い、そして仲間に負けたくないという想いが成長に繋がったと思います。最後の選手権では、二次予選へ進出することができ、自分の出せる力を出し切れたので良かったです。

 今思うと、自分はすごく恵まれた環境で高校3年間サッカーをすることができました。今まで支えてくださった方々、本当にありがとうございました!そして部活を通じて得た経験をこれから先活かして、頑張ります!

 

 

金子健(西柴中出身)

 今、振り返ってみると金沢高校サッカー部の一員として高校三年間を過ごすことができた事がとても幸せだったと思います。

 実際、練習も辛かったし、試合にずっと出られない時期もありましたが辞めたいと思った事は一度もありませんでした。なぜそうだったのかと考えると、練習の一つ一つが辛くても意味を持っているものだったし、チーム全員で試合に臨む姿勢が自分をポジティブな気持ちにしてくれていたのだと思います。練習や試合はもちろん、練習後の更衣室や遠征の移動中の何気ない会話全てが自分の宝物です。

 自分を身体的にも精神的にも成長させてくださった先生方、スタッフの方々、見守ってくださった保護者の方々、一緒に過ごした仲間達には感謝してもしきれません。

 三年間本当にありがとうございました。サッカー部で学んだことを忘れずにこれからもどこにいっても頑張ります。最後に、これからも金沢高校サッカー部が強くなってますますいいチームになることを心から祈っています。

 

久保鏡輔(新田中出身)

 金沢高校を卒業した後、家族や親戚、昔の友人と話す機会が増え、自分はたくさんの人々との繋がりを実感することが多くなりました。高校生活3年間でサッカーに打ち込んだ日々はそんな人との関わりをより豊かにするものでした。

 自分はサッカーを周りに流されて始め、そのまま中学校もこれといった目標は持たずに続けていました。そんな気持ちで金沢高校に入学し、金沢高校サッカー部に入部しました。初めてのこと尽くしで戸惑いはありましたが、支え合いながら、成長することができました。そして自分たちの代になると、外から見ていたもの、先輩たちが背負っていたことが自分たちの番になりました。それはプレッシャーというものではなくサッカーをすることの楽しさにも変わっていきました。

 自分たち66期は3年間を通して、先生方や先輩方、保護者の方々にたくさんの迷惑をかけてきた代でもあります。それでも見守り続けて頂いたことに感謝しかありません。本当にありがとうございました。

 試合中に外を見ると片方のサイドが金沢で埋まっている景色はなかなか壮観です。1番の力になります。来年度からは金沢高校サッカー部の1人のサポーターとして、たくさんの試合にも応援に行きたいと思います。

 3年間お世話になりました。これからもよろしくお願いします。

 

酒井宏太(エスペランサ出身) 

 金沢高校サッカー部でサッカーに打ち込んだ3年間、これまでの練習が実り大きな経験を得ることが出来ました。私自身は小学6年生からずっとレギュラーになることができなかったので高校サッカーに懸ける思いがありました。そのため生意気な選手であったと思います。もうここでサッカー出来ないなどと言って部活を辞めようとしたり、試合中に先輩に怒られたりしたこともありました。ですが試合に出させて頂けた中で徐々に周りの応援や期待に気がつくようになり、チームの勝利をより考えるようになりました。具体的にはただ試合で良いプレーをすることだけでなくチームの戦術に興味を持つようになり、コーチングの内容に気を使い始めました。最後の試合までに満足する内容にはなりませんでしたが、レギュラーになった後もしっかりチャレンジしたことがあったことは良かったと思います。

 自分は高校生活全てがサッカーだったと言い切れます。それだけ打ち込むことの出来る環境のあったこと、またそれを支えてくださったスタッフ、OB、同期、後輩、保護者の方々、両親には感謝しかありません。色々な人に支えられていたと実感しています。これまで支えられて成長していくことが出来たのでそれ以上に支えることの出来る人間になっていけるよう頑張っていきたいと思います。

これまで本当にありがとうございました。

 

佐藤彰祐(上永谷中出身)

正直高校に入る前はこんなに本気でサッカーに打ち込むとは思ってなかったし、こんなにもいろんな方々に支えられながら、最高の仲間たちとサッカーができるとは思っていませんでした。本当に自分は幸せ者です。ありがとうございました。

自分が金高サッカー部の中で一番記憶に残っているものは、自分達のサッカーのテーマを決める時でした。自分達の代は先輩たちと比べ個の力がなかったのでその分一人一人の「繋がり」を大切にしました。この繋がりというものを本当に理解したのは3年の7月あたりでした。ただパスを繋ぐことだけが繋がりではなく、仲間やスタッフ、応援してくれるOBや保護者の方々との関係を大切にして、金沢ファミリーとあるように、ピッチに出ている選手だけが戦っているのではなく、控えも含め、金沢ファミリーで戦うことが本当の意味の繋がりなのだなと実感しました。

自分は金沢高校のサッカー部に所属できて本当に良かったと思っています。途中何度か挫折して辞めたいと思った時期もありました。それでも続けていたことで一回りも二回りも成長することができ、最後にはその辛かった時期も含めて高校サッカーが自分の高校生活を鮮やかにしてくれたと思っています。

自分に関わってくれた先輩、後輩、スタッフの方々、OBの方々、保護者の方々にはとても感謝しています。本当にありがとうございました。

 

田邉駿介(大綱中出身)

 私は、軽い気持ちで部活に入ったのですが、みんな厳しく部活をやっていたので、やめようと本気で思い、サボった時期もありました。しかし、みんなとワイワイ楽しんで過ごしているうちに厳しい練習も徐々に楽しむ事ができ、3年間続けることが出来ました。

 また、サボっていた私ですが、高校生活のほとんどは、サッカー部の事しかありませんでした。つまり、サッカー部は私の青春です。もちろん青春もしたかったですが、みんなとふざけた更衣室や先輩の公式戦を本気で応援した時や自分が試合に出て、良いプレーをして、ガッツポーズをしながら叫んで、応援のみんなと盛り上がったことなど、楽しかった事は言い始めたらきりがないですし、もう楽しすぎて忘れてしまった事もあるぐらい楽しかったです。本当にサッカー部に所属出来てよかったです。

 遅刻などたくさんの迷惑をかけてしまいましたが、先輩やマネージャーや顧問、コーチやトレーナーなど市立金沢高校サッカー部に関わっていただいた全員の方々に本気で感謝しています。

 3年間本当にありがとうございました。

 

土田涼平(本郷中出身

サッカー部として過ごした3年間はつらいこともたくさんありましたが、その分学んだことも多かったと思います。自分たちの代になっても技術面での上達を余り実感できず、続けていくのをつらく感じた時もたくさんありましたが、今では部活を最後までやりきったことが自信になっています。練習ではラントレなどきついことも多くありましたが、それらを一緒に乗り越えたからこそ充実した時間にすることができたと思います。 

今振り返って一番印象に残っているのは2次予選進出を決めたことです。最後までメンバーに入れなかったことは悔しかったですが、それでも先輩たちが成し遂げられなかったことを達成できたことは嬉しかったです。また、それ以上にチームのみんなと大きな目標に向かって競いあい、チームとして1つの目標を達成できたことが貴重な経験になったと思います。 

最後に、今まで厳しく指導し、支えて下さった先生方、コーチの方々には本当に感謝しています。これからも3年間部活で学んだことを活かして人間として成長していきたいです。3年間お世話になりました。

 

松本雄俊(札幌中出身)

 自分の高校サッカーでは考えるということの大切さを学びました。

 中学生までは、あまり深く考えることもなくやっていました。ですが、金沢のサッカーは深く考えることなしには成り立たないということに気づきました。初めはシステムや規則に苦労し、サッカーの本当の面白さを理解できない時もありましたが、先生に夜遅くまでかけて編集していただいた映像から学んだり、仲間のプレーをみたりして、考えることの大切さや質を学べました。自分の判断のスピードがプレーの長所となった事、金沢のサッカーを楽しめるようになったことは、毎日ボールが使える環境や熱心に教えてくれる先生方、仲間がいたからです。ありがとうございます。また、チーム全体の面で、新チームができた頃は、練習試合に全く勝てず、自信を失っていたこともありましたが、高い練習の強度を継続出来たことにより、チームのレベルをあげることが出来たと思います。その結果、試合にも多く勝てるようになりました。守備力が上がり失点が少なくなったのも大きかったと思います。そして何より10年振りの2次予選に進出できたことが非常に大きかったと思います。

 自分は選手権に1秒も出られませんでしたが、行けた瞬間は人生の中でも1番と言っていいほど嬉しかったです。最後の大会で試合に出られなかったので、自分は同順位戦に残る決断をしました。後輩がミーティングで3年のために勝とうと言ってくれたことはとても嬉しかったです。しかし試合では2試合とも足をつってしまって格好の悪い終わり方になってしまいましたが、勝って終わることが出来ました。高校サッカーは負けて終わることがほとんどなので、勝って終わることが出来て自分は幸せ者だと思いました。

 自分は、この素晴らしいチームで、面白いサッカーをできて、非常に嬉しく思います。拙い文章でしたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

三富響介(本郷中出身)

 この3年間でサッカーというスポーツの楽しさだけでなく、たくさんのことを学ぶことが出来ました。中学まで勉強も部活もそこそこにやってきましたが、この3年間ではじめて1つのことに全力を注げた気がします。個人的に印象に残っているのが、林先生のひとことです。「お前はやれることを本当に全部やっているのか。」これは夏の大会直前、リハビリしているときに言われた言葉です。いつも自分で自分の限界を決めてあとから言い訳をしていました。でも、それでは成長しないことに気づかされました。ほんとに最後まで続けて良かったと思っています。もし途中でやめていたら、自分の本気を知ることが出来ずにいました。きついこともたくさんありましたが、嬉しいことや楽しいこともたくさん経験できました。

 ただ1つ心残りがあるとすれば、結果で貢献出来なかったことです。もらったチャンスで結果を出したかったという想いがずっとありました。応援してくれた人や信じてくれた人に目に見える形でお礼が出来なかったのが悔しいです。でも、それも1つの経験として、これからに生かしていきたいです。

 最後に、お世話になった先生方やコーチ、苦しいことも楽しいことも一緒に経験してきたチームメイト、ずっと支えてくれた家族に感謝します。3年間ありがとうございました。

 

吉本純平(日限山中出身)

 3年間を振り返って思うことは金沢高校のサッカー部に入ってよかったということです。

 自分は中学生のときにサッカー部の練習会に参加して金沢のサッカー部に入りたいと思っていました。実際に入ってみると1年の最初のほうはひたすらパスの練習で少し飽きてしまうこともあったけど、後になってあの時のような基礎の練習がとても大事だったということがよくわかりました。自分が一番サッカーをやっていて楽しかったのは3年生の夏です。それまで新チームになってからなかなかベンチに入れていなくて悔しい時期がかなり続いていたけど、そのころから少しずつ試合にも出られるようになってきて、サッカーが楽しかったです。

 特に3回目の合宿は3学年という大人数で行くこと、勉強もするということで大変なこともあったけど、それよりもこのメンバーでもう一度合宿に行けたということがとても嬉しかったです。選手権の最後の試合に出られなかった悔しさもあり、昇格戦まで残らせてもらって一番最後の試合で初めて90分の試合に出られたというのも、自分にとってはとても大きな経験になりました。金沢高校サッカー部での3年間でとても多くのことを学ぶことができました。3年間支えて下さった先生方、コーチの方々、保護者の方々、チームの皆、本当にありがとうございました。

 金沢高校のサッカー部に入って本当によかったです!